ヨガは何の為にあるのでしょう?
柔軟性アップや体幹を強くするため?
痩せて綺麗になるため?
それはエクササイズでもできそうです。
では『Yoga』を選ぶ意味は何でしょう?
マットの外(Off the mat)にこそヨガの効果が現れる。
オフザマットという言葉をヨガを続けているうちによく聞くようになると思います。
ヨガスタジオではマットの上で、体を伸ばしたり、筋肉を使ったり、呼吸や感覚に集中したりします。
ヨガのクラスが終わった帰り道、穏やかな気持ちになることはありませんか?運転に余裕が出たり、他の人に優しくいられたり。
マットの上での行為がマットを降りた後(オフザマット)にも影響します。
ヨガはいわゆる目に見える肉体や呼吸を操作しながら、手で触れることのできないマインド(感情、記憶、思考)をコントロールする練習をしているのです。だからマットの外である日常にもよい影響が現れるのですね。
毎日の食事や人との関係、時間の使い方、今何をチョイスすると良いかがクリアになります。周りの世界に流されることなく、自分にとっての最良を選ぶことができる。今、人々にとって非常に必要なスキルではないでしょうか。
先日の指導者養成講座では、和綿でミサンガを作りました。パラリンピックの選手、関係者へ送られます。一見ヨガとは無関係にも思えますが、手元に集中するという一つの瞑想であり、行為のヨガ「カルマヨガ」であり、献身のヨガ「バクティヨガ」でもあるのです。